
卒業生のみなさまへ
運慶学園 卒業生のみなさま!
本展覧会をおたのしみいただけましたでしょうか。
今回、展示しました作品の所蔵先一覧を、下記に掲載いたします。
さらに勉強したい方は、全国を旅してみるのもよいですね!
所蔵先一覧
関東
光得寺(栃木)
住所:栃木県足利市菅田町892TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
光得寺本堂
足利義兼の子、義氏を開基として開かれた。廃仏毀釈にともない、義兼の霊廟である樺崎八幡宮から移された「大日如来坐像」(重要文化財)は、東京国立博物館に寄託されている。臨済宗妙心寺派。
※ 拝観は要事前確認。
※「大日如来坐像」(重要文化財)は東京国立博物館に寄託。公開日は要事前確認。
※ 寄託先:東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
真如苑総本部
昭和11年(1936)に、真言宗の醍醐寺にて得度を受け修行を修めた、伊藤真乗と妻の伊藤友司が在家の仏教教団として創建した。光得寺像と同じく、足利義兼ゆかりと考えられる「大日如来坐像」(重要文化財)は、現在、平成30 年(2018)の一般公開に向けて準備中。
静嘉堂文庫美術館静嘉堂文庫美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
岩﨑彌之助(三菱第二代社長)と小彌太(第四代社長)父子二代によって設立され、国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍と6,500点の東洋古美術品を収蔵している。静嘉堂文庫創設百周年に当たる平成4 年(1992)に静嘉堂文庫美術館を開館。「曜変天目(稲葉天目)」(国宝)、俵屋宗達「源氏物語関屋・澪標図屛風」(国宝)をはじめとする所蔵品を、年間4回の展覧会でテーマ別に公開している。
※常設展はないので、「十二神将立像」(重要文化財)を含め、公開展示作品は要事前確認。
早稲田大学中央図書館(東京)
住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1(早稲田キャンパス18号館)TEL:03-3203-5581
公式サイト:https://www.waseda.jp/library/
早稲田大学中央図書館
明治15 年(1882)に東京専門学校(早稲田大学の前身)に設置された図書室以来の歴史を持つ。国内私立大学の中でも最大規模の図書館で、「玉篇 巻第9」(国宝)や「法眼運慶置文」(重要文化財)をはじめ、江戸時代以前の古文書や近代の書写資料などの貴重な資料も所蔵されている。
※資料保存のため、原本閲覧については原則、『古典籍総合データベース』を利用してください。
光明院(神奈川)
管理先:神奈川県横浜市金沢区金沢町142 神奈川県立金沢文庫公式サイト:https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm
TEL:045-701-9069
神奈川県立金沢文庫外観(管理先)
北条実時を開基とする称名寺の子院。真言律宗。建保4年(1216)に源頼家、実朝の養育係であった源氏大弐殿が発願し、運慶が制作した「大威徳明王坐像」(重要文化財)は神奈川県立金沢文庫が管理している。
金沢文庫は称名寺の国宝・重要文化財を中心に収蔵し、年間を通して、仏教美術、仏教文化、中世史関連の展覧会で公開している。
※「大威徳明王坐像」(重要文化財)の公開は要事前確認。
浄楽寺本堂
鎌倉幕府の有力な御家人、和田義盛が建立した阿弥陀堂で、鎌倉時代後期に、光明寺(鎌倉)の2 世寂恵が再興したと伝わる。文治5 年(1189)に和田義盛と夫人が発願し、運慶が制作した「阿弥陀如来坐像および両脇侍立像」、「不動明王立像」、「毘沙門天立像」(いずれも重要文化財)は収蔵庫に安置されている。浄土宗。
※安置像は3月3日と10月19日に公開。そのほかの拝観は1週間以上前の要事前予約。
満願寺(神奈川)
住所:神奈川県横須賀市岩戸1-4-9TEL:046-848-3138
満願寺境内
三浦義明の子、佐原十郎義連を開基とする。三浦氏の本拠地、三浦半島の衣笠城の周辺には一族ゆかりの寺院があり、満願寺もその一つ。12 ~ 13世紀の作とされる「観音菩薩立像」と「地蔵菩薩立像」(いずれも重要文化財)は収蔵庫に安置されている。臨済宗建長寺派
※ 収蔵庫の拝観は要予約。
中部
願成就院大御堂 写真:阿部伸治
文治5 年(1189)、鎌倉幕府初代執権で源頼朝の妻・政子の父、北条時政により北条氏の本拠地韮山に創建された。北条氏三代で築かれた伽藍および浄土式庭園はその後戦火で焼失したが、現在は境内の一帯が国の史跡に指定されている。大御堂には北条時政が文治2 年(1186)に発願した、運慶作の「阿弥陀如来坐像」や「不動明王および二童子立像」「毘沙門天立像」(いずれも国宝)が安置される。高野山真言宗。
※大御堂は毎週火曜日、水曜日(祝日の場合は開館)、7月30日~8月3日、8月15日、12月26日~31日は休館。
瑞林寺(静岡)
住所:静岡県富士市松岡489TEL:0545-61-1449
瑞林寺境内
創建は不詳だが、延宝2年(1674)、富士川治水を行なった古郡重年が隠元和尚の弟子・鉄牛禅師を招いて瑞林寺に寺号を改称するとともに、黄檗宗に改宗している。楼門や鐘楼など伽藍の配置は黄檗宗の特徴をあらわす。本尊は、運慶の父・康慶作の「地蔵菩薩坐像」で重要文化財に指定されている。
※ 地蔵菩薩坐像の一般公開は、毎年8月15日の午前中のみです。団体公開は事前申し込みが必要です。
瀧山寺本堂
朱鳥元年(686)に役行者小角が「吉祥寺」という一堂を建てたのに始まるといわれる。保安年間(1120 ~ 1124)に比叡山の仏泉上人永救が復興した。源頼朝の供養のために、頼朝の従兄弟で住職をつとめた寛伝が発願し、運慶と湛慶が制作した「聖観音菩薩立像」や「梵天立像」「帝釈天立像」(いずれも重要文化財)は宝物殿に安置される。天台宗。
近畿
金剛峯寺不動堂
弘仁7年(816)に弘法大師(空海)が嵯峨天皇から高野山の地を下賜され開いた真言密教の修禅道場。八大童子立像は鳥羽天皇の皇女八条院の発願で運慶により制作され、建久8年(1197)建立の不動堂に安置された。8軀のうち2軀が南北朝時代の補作だが、6軀は不動堂建立当時のもので、現在は高野山霊宝館収蔵庫で収蔵されている。高野山真言宗総本山。
円成寺庭園と楼門 写真: 桑原英文
開創は天平勝宝8年(756)とも延喜年間(901~923)とも伝えるが、命禅上人が、万寿3年(1026)、十一面観音像を安置したのが始まりとする。12世紀に整えられた名勝の浄土式庭園がのこる。運慶のデビュー作として知られる「大日如来坐像」(国宝)は今冬から「相應殿」に安置される予定だ。真言宗御室派。
興福寺北円堂 写真: 桑原英文
和銅3 年(710)の平城京遷都に伴い、藤原不比等が飛鳥から前身の厩坂寺を移転し、名称を興福寺と改めた。藤原氏の氏寺として、壮大な伽藍が造営された。治承4年(1180)、平重衡の焼討によりほとんどの堂宇が焼失するが、時をおかず再建された。運慶一門により造像された「弥勒如来坐像」「無著菩薩立像・世親菩薩立像」(いずれも国宝)は北円堂に、運慶作の「仏頭」(重要文化財)は国宝館に安置されている。法相宗大本山。
※北円堂、南円堂の特別開扉は要確認。国宝館は休館中で、2018年1月リニューアルオープン。
東大寺南大門 写真: 桑原英文
天平15 年(743)に聖武天皇が発願した大仏造顕の詔により、大仏を安置する寺として造営された。天平勝宝4 年(752)に大仏殿が完成し、奈良時代には東西二つの塔を擁する大伽藍を誇った。治承4 年(1180)の兵火によって伽藍の大半を焼失したが、 重源上人によって再興される。俊乗堂に「重源上人坐像」(国宝)、南大門には運慶と快慶らが手がけた「金剛力士立像」(国宝)が安置されている。華厳宗大本山。
※重源上人坐像は7月5日と12月16日の特別開扉で公開。
長岳寺境内 写真: 飛鳥園
天長元年(824)淳和天皇の勅願により、弘法大師が大和神社の神宮寺として創建したという古刹。玉眼を用いた仏像としては最古の「阿弥陀如来および両脇侍坐像」を含む仏像5 軀と、国内最古の鐘楼門ほか建造物4 棟も重要文化財に指定されている。高野山真言宗。
海住山寺五重塔 写真: 桑原英文
天平7年(735)に創建された観音寺が前身という。保延3 年(1137)に焼失した観音寺址に、承元2 年(1208)、笠置寺の解脱上人貞慶が笠置寺より移り住み、補陀落浄土にちなんで「海住山寺」と号し再興した。鎌倉時代の五重塔(国宝)や「十一面観音立像」(重要文化財)などの文化財が伝わる。真言宗智山派。
※「四天王立像」(重要文化財)は奈良国立博物館に寄託。
清水寺本堂 写真: 溝縁ひろし
宝亀9 年(778)に延鎮上人によって建立された。本尊は秘仏の十一面千手観音像で、平安時代には観音霊場として広い信仰を集めた。「清水の舞台」として知られる懸造の本堂(国宝)は、江戸時代に再建されたもので、2020年まで屋根の葺き替え工事中。東山・音羽山の中腹に広がる13 万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む30 の建造物が建ち並ぶ。北法相宗。
※「観音菩薩・勢至菩薩立像」は京都国立博物館に寄託。
蓮華王院本堂(三十三間堂)
蓮華王院本堂は後白河法皇の御所法住寺殿に、平清盛により造営された観音堂が前身。建長元年(1249)に焼失し、現存するのは文永3 年(1266)に再建された建物で、三十三間堂の名で親しまれている。堂内には湛慶作の中尊「千手観音坐像」(国宝)や千一体の「千手観音立像」が安置されている。天台宗の三門跡の一つ、妙法院門跡により管理されている。
東福寺山門と本堂(仏殿)
聖一国師を開山、摂政九條道家を開基とし、嘉禎2年( 1236)に創建された。京都五山の一つで、壮麗な伽藍で知られる。室町期の三門(国宝)をはじめ、禅堂や東とう司す、浴室など中世建築がのこる。「無準師範像」(国宝)や明兆筆の禅画など5千点を超える文化財を所蔵する。「多聞天立像」は本堂(仏殿)に安置されている。臨済宗東福寺派の大本山。
高山寺石水院
京都市右京区栂尾にある古刹。建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、華厳の聖地にちなんで、名を高山寺として再興した。国宝8件、重要文化財1万数千点の文化財の宝庫で、「鳥獣人物戯画」(国宝)をはじめ、明恵上人遺愛と言われる「子犬」(重要文化財)など湛慶作の作品も伝わる。川端康成、白洲正子ら文化人にも愛された。
※「神鹿」「善妙神立像」(ともに重要文化財)は京都国立博物館に寄託。
六波羅蜜寺境内 写真: 桑原英文
天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創された。運慶が制作した「地蔵菩薩坐像」(重要文化財)は宝物館で公開されている。寺宝には優れた彫刻が多く、「十一面観音立像」(国宝)や「空也上人立像」「運慶坐像」「湛慶坐像」(いずれも重要文化財)などが伝わる。真言宗智山派。
四国
雪蹊寺(高知)
住所:高知県高知市長浜857-3TEL:088-837-2233
雪蹊寺山門 写真: 溝縁ひろし
弘法大師によって弘仁6 年(815)に開創されたころは真言宗で、「高福寺」と称し、その後、寺名を「慶運寺」とした。戦国時代に土佐領主・長宗我部元親により再興され、寺名を元親の法号より「雪蹊寺」と改めた。湛慶の制作による「毘沙門天立像・吉祥天立像・善膩師童子立像」(重要文化財)が安置される。四国八十八ヶ所霊場の第33 番札所。臨済宗妙心寺派。
※ 仏像の拝観は要予約。
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(A4変形判/ 322ページ) -
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